菅笠殿 GMP-017M 「無明(ムミョウ)」 大戦末期に帝国兵器開発局が試作した、白兵戦に特化された繰機。 傑作量産機「是空(ゼクウ)」のフレームをベースにしており、 ジェネレーターの出力を限界まで向上させることで、 身の丈の2倍ほどもある超大型フィールドブレードを装備できるようになった。 開発者は「この剣なら戦艦でもまっぷたつにできる!」と豪語していたが、 テストパイロットからは、 「剣が重すぎて動きが鈍い、これじゃ斬る前に撃たれる!」 「障害物に剣が引っ掛かって、まともな移動ができない!」 「他の機体の補助がないとマウントした剣を抜けない!」 等といった問題点が指摘され、なかなか実用化の目処はたたず、 四苦八苦しているうちに戦争は終わってしまった。 でかいなにか→でかい剣、というとても安直な連想で作ってしまった代物です。 でかいと言うからには身長の倍くらいは必要だろうと、 剣を無闇に大きくしてしまったため、荷重で圧壊しないようにするのが大変でした。 剣もすぐ折れちゃうし… ポーズもろくにとれないのが欠点ですが、 「でかいなにか装備」というお第はなんとか満たせたと思います。