e.m.u(エミュー) としや殿

「奴ら」の監視網を潜り抜けてようやく着陸できた。 地球を旅立ってからどれくらい経ったかなんてもう覚えちゃいない。 この岩ばかりの惑星(ほし)が何て名前か、そんな事はどうでもいい。 シャトルが俺達を迎えに来るのは2ヶ月後。 つまり、たったの2ヶ月で「奴ら」を殺すか追っ払うかして、 この惑星を確保しなきゃいけないって事だ。冗談じゃない。 ほら見ろよ。隊長もテンパっちゃってる。 士官学校出たばかりでこんな作戦任されたんじゃあ仕方ないな。 とりあえず隊長を安心させてやる為に偵察でも行って来るか。ゴダイ、つきあえ 。 あ、コレ?軍から支給されてる偵察機「e.m.u」だ。 これだけ岩だらけだとこいつの方が都合がいい。 見てくれはアレだが、メンテも簡単だし、スピードもそれなりに出る。 ただ乗り心地は最悪だ。 3時間も続けて乗ってたら一発で痔になっちまう。 治療中の俺が言うんだから間違いない。


「やっぱ偵察用ロボといえば『ガタッカ』だろう」と思い(古い)、 俺ガタッカを作り始めたら、いつの間にかこんなのになってました。 パイロットとガンナーが背中合わせなのが何となくお気に入りです。




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